55歳からの山登り

55歳になった今、これまでの山登りを振り返って、これからの山登りを考えてみます

体力は40歳を境に減退していく?(その1)

40歳を過ぎた頃だった。
20歳台の後半から六甲山へ年末登山というのを続けていた。
その頃はまだ、頻繁に登山はしていなかったので、いわゆる「登山」というものは年に一度、しかも年末という家族にはちょっと顰蹙を買いそうなタイミングで行っていたのであった。

その年もK先輩と二人で六甲山へ登って、そして帰ってきた後に奥さんにこんな事を言ったのであった。

「最近登るのがだいぶしんどなってきたわ、、、」

すると奥さんが

「当たり前やん、この年になったらな、体力は衰えるのみで、せいぜい今の状態を保つのが精一杯やろな、、、」

そうなのか、、、と思った。
確かに20歳代の後半と40歳に入った「自分」は明らかに後退への坂道を降りていってる、という自覚があった。
特に体力面において、、、

しかし本当にそうなのだろうか?とは考えなかった。

その時は僕もそう信じていた。
奥さんの言葉を鵜呑みにして、「仕方ないな」と納得していた。
事実、その後何年かで体力は少しずつ、少しずつ落ちていった。しかしそれは目立って落ちていったわけではなく、ある日ふと体力が落ちていると気づく、という感じなのでした。