55歳からの山登り

55歳になった今、これまでの山登りを振り返って、これからの山登りを考えてみます

55歳になった今、思うこと

55歳になって思うことは、たぶん50歳だった時には思わなかったことだ。
僕にとっての50歳は、まだまだ「痛いところ」などは無かったし、他の人が腰が痛い、膝が痛いと言ってても「チッ」と思っていたし(笑)、「山登りなんて無理やわ、、」という人に対しては、体育会系的に「そんなの気持ちの問題で、誰でも出来るやろう」と思っていた。


しかし55歳になった今、そうたった5年しか経っていないのに、その考え方は独りよがりでとっても傲慢だったということが少しずつ分かってきた。
幸いにも脚や膝や腰に関してはかなり丈夫みたく、特に「痛くて困る」ということ無いのだが、この世代の人がよくかかるという五十肩というものになってしまい、「もしこれが膝だったら、、、」と考えると、きっと山登りなど出来なくなっていたのだろう、、と周りの膝が痛くて山に登れない人を見ていて想像してしまうのでした。

50歳からのたった5年、心境の変化は大きい。友人たちと話をしていても病気や体の故障の話題が一挙に増えた。というか、自分の話をする、となるとまずは病気の話から始まるのが常だ。しかし30歳台の友人たちと話をしていても病気の話などまったく出てこないことに後になって気づく。人の一生の後半部分に向かっていることが身に沁みてわかる瞬間だ。

たけど、そんな「老い」は着実に自分の体に染み込んできているのはわかるのだが、実を言うとこの5年で体力はぐんと伸びている。やはり毎年続けている富士登山と一昨年から始めた六甲縦走、そして何より一緒に山登りしている同級生たちが出来たことがその大きな要因だと思っている。

もちろん山登りの後に居酒屋に行って話すことは病気の話が多いのは言うまでもないが(笑)